田中将介

-tanaka masayuki-

番組プロデューサーのことが好きだ

コラム

僕は、このプロデューサーが好きだ。
心から一つの作品と向き合っている。
出演者を一生大事にする。
「人生を預かっているのだから、俺はそれだけ責任がある」
彼はそう言い切った。
確かに、番組の描き方に、正直なところ、納得がいかない場面はあった。
だが、そんな不平・不満のないモノづくりはモノづくりではない。
1時間の番組を短期間で創り上げることに、僕は最大限の敬意を評しているし、改めて、尊敬した。
これを言っていいのかわからないが、裏ではこんなことがあったという。
紹介された他の番組Pが、ディレクターに「どんな感じでまとまっているか」と聞いた。
彼自身は、自分が橋渡しとなっているから、気になっていたのだろう。
しかし、プロデューサーは、怒った。
「俺の信頼しているD、そして俺が田中ちゃんの人生を背負うと決めた。だからそれは違う。俺らに任せてくれ」
彼らもまた、本気で闘っている。モノ=価値を生み出している。一つ一つが大きな挑戦だ。
キー局、地上波、一つのミスで、その歴史のある番組が終わる、一発で人の人生を終わらせる、そんな重責を背負って、何度もやりとりを重ねている。
それぞれが、それぞれの誇りとプライドを持って、語るだけではなく、カタチにし、何かをうみだしている。
僕たちは、大いに笑って、大いに飲み明かした。
人の弱さ、だらしなさ、さみしさ、そうした葛藤を抱えながら、もがきながら、でもやるときは本気でぶつかる。そこには喧嘩もある。でも、その衝突は、美しい。
素敵な夜の時間を過ごして、こんなことを思った。
生み出さないものは去るしかない。
さあ、これからも頑張っていこう。
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