はじめてのエシカル――人、自然、未来にやさしい暮らしかた 末吉里花
エシカル
はじめてのエシカル――人、自然、未来にやさしい暮らしかた 概要
「エシカル」とは、もともと「倫理的な」「道徳的な」という意味の言葉ですが、
「私たちの良心と結びついていて、人や社会、環境に配慮されている」ということです。
まだ日本では 10%の人にしか知られていないと言われますが、
ヨーロッパでは既にエシカルな生活が根付き始めており、
東京オリンピックを前に日本でも周知されていくことが考えられ、
新聞などで紹介記事が出始めています。
本書では、途上国の状況、地球の現状を伝え、
「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターだった著者の半生を追いながら、
エシカルファッションやフェアトレードなど、
実際の生活に取り入れていくための方法と展開し、
なぜ、今エシカルか、という概説を含み、
さらにちょっとしたところから始められるエシカルライフのコツを伝えます。
私が勝手に尊敬している末吉里花さんの著書です。
まだきちんとご挨拶させていただいたことはないので、早くお会いしてみたいです。
まあ、それはおいといて、末吉さんは一般社団法人エシカル協会を立ち上げ、
エシカルを浸透させるために様々な活動をされています。
「私たちが今着ている服はどこで誰がどのようにつくっているのか知っていますか?」
私たちはほとんど知らないでしょう。
カンボジアに住んでいた私は、GUで「Made in Cambodia」と書かれた商品を見つけ、大喜びしました。「なんか嬉しい!」って。
いまとなっては恥ずかしい。私はカンボジアの縫製工場へ行き、労働者に直接会いました。
やはり、事実として「過酷」です。
誰もができる「エシカル消費」、この本がきっかけになるとよいですね。
末吉さんの生き方にも刺激がもらえます。
1章 知ることが未来を変えるパワーになります
・reasonable な洋服の reason をお話ししましょう
・チョコレートとサッカーボール ・・・ほか
2章 地球と動物のためにできること
・サステナブルな地球は、私たちが作る ・日本とアメリカ、動物を見る目の違い・・・ほか
3章 世界を見て出会った、新しい未来の変え方
・きっかけは、キリマンジャロ山頂で見た氷河でした ・サハラ砂漠のオアシスが小さくなっています ・1 枚の白いワンピースが教えてくれた「フェアトレード」 ・・・ほか
◆4章 「1 羽の蝶」の暮らしが、世界を変える
「できることから」をもう一度考えてみましょう
・ファッションから始める世界の変え方
・エシカルに生きる人は、何をどう食べる?
・何を、どこで、どうやって買えばいい?・・・ほか
5章 100 人の 1 歩
・大手スーパーを変えたのは「一人の声」でした
・エシカルな生き方とは「見えないものを見る想像力」を育むこと
・今日できる「一歩」が、あなたと未来を変えていきます ・・・ほか
-山川出版社より